法人携帯とは
法人携帯とは「業務用携帯電話」のこと。
通常の携帯電話は個人で契約するものですが、業務で使用するために会社名義で契約する携帯電話のことを総称して「法人携帯」と呼びます。
基本的には大手の携帯電話キャリアが展開しているモデルを使用することになりますが、どれだけ安く、そしてメリットの多いプランで契約できるかがポイントになるのです。
現在、携帯電話の普及率は飛躍的に伸び、大人であればほぼ一人一台の時代になっています。
そのため、わざわざ会社が携帯電話を用意しなくても社員が持っている携帯電話を利用してもらって、通信料を毎月還元してゆくことが効率的であると考えている方も多いでしょう。
しかし、実はこの考えかたはコスト的に無駄が多く、セキュリティ面でも大きなリスクを抱えているのです。
法人携帯を使っていない会社の社員が気にしていること
「通信料が気になる」
通信料が全額会社から支払われるなら問題ありませんが、定額だと上限を超えたぶんの通話料は自腹となってしまいます。
これでは社員の負担や不満が募るばかりです。
「プライバシーが気になる」
個人の携帯を使うということは、電話番号を多数の取引先に広めてしまうので、特に女性が気にすることが多いようです。
また、休日に取引先から電話がかかってくるなどを避けることができます。
「繋がらないという取引先のストレスをなくしたい」
営業日に会社に電話しても外出中と言われ、戻り次第折り返すとの対応。至急の用件なのに困った・・・。
法人携帯があれば電話番号を取引先に教えても問題ないので、いつでも担当者が対応することができます。
プライベート携帯を使うリスク
個人で所有する携帯電話をビジネスでも利用しようとすると、必然的に会社にとって重要なデータを営業時間外でも常に持ち歩くことになります。
そのような場合、思いもよらないことで重大なトラブルを起こす原因になってしまうことがあります。
- ・お客様の電話番号(代表番号・携帯電話番号を含む)
- ・商談の際のメール
- ・見積もり書のデータ
- ・開発途中製品の写真
このような機密情報ともいえるデータが、携帯電話の紛失・破損・水没・盗難・子供のいたずらなどで消えてなくなってしまうこともあるでしょう。
携帯電話を紛失・盗難された場合、個人情報や企業情報が悪用させるケースもありえます。
ですが、法人携帯を導入してプライベート携帯を区別し、営業時間外は会社に置いておくなどの管理をしっかりすれば上記のようなリスクを回避することができます。